ガラスの動物園

kyopin2004-07-14

七月の金魚が水に眠る午後 猫もさゆらぐ硝子の光
本歌はこちら


大きくなったらお金持ちになって、
プール付きの屋敷に住んで、
ペングィン鳥やらアザラシ、アシカやら、
もっとお金持ちなら、トドやらと、
暮らしたいなって思ってましたが、
いまではそういうのは飼わなくても、、
ぢぶんがアザラシっぽいです。。


東山動物園のトドさんとは仲良しでした。
いつもひとりぽっちで日がな一日、
小さなドーナツ型のプールをぐるぐるするばかりのトドさん。
それはもう、気の毒の絶頂、
涙無くしては見られない様子でした。


学校サボって、ほぼ毎日、トドプールに通い詰めているうちに、
とうとう会話が成立するようになりました。
アーと言えば、ウーと返ってくるの。
手を差し出せば、べろりとキスしてくれるしね。


動物園の職員さんに通報されて、
学校に強制送還されたり、ま、いろいろありました。
トドさんほどではないけど、
息苦しくてノイローゼになりそうだったもんなぁ、
学校って。