2011-03-01から1ヶ月間の記事一覧

淡墨桜

淡墨桜(江戸彼岸)が満開になっていました。今年はとくに墨色な気がします。岐阜根尾村のほどではないでしょうけど、この樹もずいぶんお年寄りのようです。

すみれほどな

菫程な小さき人に生れたし /漱石 明治大正時代のエリートたちは、高い高い志を持っていたとはいえ、その背に国の期待を背負わされて、それはそれは重たいことだったことでしょう。平凡に、静かにひっそり生きられることの幸せを、ついつい忘れてしまいます…

プルートをなだめて

痩せたパックマンか、こんばんワニか、バルタン人の爪ならいいけど、プルートウの角だったらどうしよう、この雲。 アトム、ウラン、コバルト兄さん、どうかプルートをなだめて

今日も、梅の香を聞く

鞠のようにかたまって咲くこの八重の梅は、一番の遅咲きで、色も濃く香りも高く、とても華やかです。樹の下に唐子たちが遊んでいそうな中国っぽさが好き。 メタセコイヤ広場。ボール遊びの若い人、自転車練習の母子、犬の訓練をする兄弟(かな)、なんて幸せ…

聞き耳を立てている

ハンノキ(榛の木)湿地の沼に、今日は鴨の夫婦が居ました。 背を向けられてしまった。 薔薇色に染まる榛の木の梢には烏が一羽。 春なのに秋の寂しさ。 沼のほとりの切り株や倒木には、色とりどりの耳たちが。 自然が、人の営みに聞き耳を立てているよう。

桜折る馬鹿、梅切らぬ馬鹿

ヘイワコウエンヤマネコ ケイタイで覗き込んでも、シャッター音が聞こえても動じません、危機感のないこと。名残の梅の香を聞く 平和公園は墓地なので、CO2削減(じゃない?ダイオキシンかなんかかも)のための焚き火禁止令の適応外らしく、簡単な金属の柵の…

ユーカリの落ち葉と山茶花(その2

いつまでも寒いですねと厚着したイヌツレビトに声かけられて /京

ユーカリの落ち葉と山茶花

ユーカリの落ち葉と山茶花とりどりの色をカサコソ踏んで歩けば /京

雲悌

夕焼けが消えないうちにすーらすら お猿になって雲の梯子を /京

SuperMoon

今夜はスーパームーン携帯で撮れば、なんだかわからないただの楕円。これが月に観える人はまぁ、いないでしょう。 この写真は、私にはトンネルの向こうの光に見えます。筒の向こう側の光というと、煙突を見上げたように想像する人や、反対に井戸を覗いたよう…

今日も空見

平和公園の猫 黒仮面のタキシード君 大地震から一週間が経ちました。昼下がり、空の半分以上に、薄絹の筋雲が大きく放射線状に拡がっていました。 薄雲は少しずつ厚くなり、夕方にはまた日暈が見られました。虹色も幻日も見えませんが、360℃の暈は見事でした…

霰が降った

平和公園の猫 大地震の日の午前中の空です。 あまりに気味の悪い空で、雨も振りそうだったので散歩を取りやめて帰ってきました。その後、お昼ごろには晴れ上がって天気雨。そして地震の最中に、揺れに全く気づかずテクテク歩いて歯医者さんのドアを開け、地…

松ぼっくりがあったとさ

このところ名古屋は20℃近くて、すっかり春です。 平和公園の櫻の園には、ぼんやり白んできた桜の木々に混じって、三葉の松(大王松かも)が何本か聳えています。松ぼっくりが落ちてないかなぁって思って、もの欲しげに足元を見ながら歩いてましたら、ぼとん…

今日の夕焼け

観音様のような夕陽を拝んだ 平和公園の平和堂(3/11 下の三枚)には千手観音がおわします。ご開帳される春分の日を待たずして、今年は少し早くお出ましになったのかと思いました。どうぞお手を貸してくださいと、思わず拝みました。

12日の日暈

静かに耐える人々に強く心を打たれ、 同じ国の人として誇りを感じています。

いつも通りにしている

献体の塔にかかる日暈 結局、今日も散歩しました。平和公園には、お墓参りの人、歩く人、走る人、望遠レンズのカメラを持った花撮り人、鳥撮り人、夫婦、恋人、親子、杖をつく人、手を引く人、引かれる人、車椅子の人、それを押す人、通り過ぎる自動車、駐車…

渦巻き怖い

螺旋の中の虹の目玉を観ていた 名古屋でも震度4だったというのに、歩いていて全く気が付きませんでした。歯医者さんのドアを開けたら、先生はじめスタッフみんなが集まって地震だ地震だと騒いでいて、そんなに揺れたの?って呑気に訊いたら、まだ揺れてます…

お墓猫 シャムっぽい変わった色の猫。お墓のお水を飲んでいるところを私がじゃましたので、ギロリと睨まれました。 名古屋の平和公園は墓地です。戦後、市内に散らばっていた墓地を一纏めにした画期的で広大な墓地。その真ん中辺りの高台に「虹の塔」という…

三匹の猫/フランツマルク(これは展示されてませんでした) 大きいのはこちら、てつりう美術随想録さんからどうぞ 今日は愛知県美術館へカンディンスキーと青騎士展を見に行ってきました。日曜のゴッホ展とはうって変わって、大変静かにゆっくり鑑賞させて…

ゴッホの椅子に眠る猫 迷猫美術館さんより拝借 名古屋市美術館、ゴッホ展へ行ってきました。「こうして私はゴッホになった」というテーマでしたので、暗い色調の写実の時代とミレーの模写から始まって、サンレミの療養所時代の作品まで、影響を受けた同時代…

同心円猫 こちらより拝借 3月4日は、昨年、ユーハイムが制定したバウムクーヘンの日だそうです。 バウムクーヘンといえば同心円。同心円は閃輝暗点のモチーフのひとつです。しかも、ユーハイムのパッケイジデザインの崩れた同心円は、私の閃輝の輪とそっくり…

ひにゃ段(撮り人知らず) それにしても色柄とりどりでお見事 1月15日より閃輝暗点についてぼちぼち書いております。 こちら、閃輝暗点の記事一覧お雛様の日ですから、愛の画家、シャガールを観てみました。枝 閃輝暗点者としての穿った見方をすれば、これも…