冷たい物がおいしい
近所の、なんじゃもんじゃの木の花が
一気におわりそうでした。ここ数年、早いなぁ。
本名はヒトツバタゴノキ。
散り際もとっても美しい花です。
真っ白いまま、ふわわふわふわ、天使の羽根みたいに。
珍しくて美しい花木なので、
イケナイ人が持っていこうとしたらしく、
ずいぶん太い枝が折られていました。
その枝葉はすっかりしおれて、
花も茶色く枯れてしまってました。
花泥棒は泥棒じゃないって言いますけど、
いくらなんでも欲張りすぎ。折とれないほどの枝。
茶色く枯れた花は夢みたいなエピローグを仕損ねて、
嗚呼、惨いこと。
