いたずら電話じゃないけれど

kyopin2006-04-16

しまった、昨日の日記に貼るべきだった


電話といえば、もひとつヘンな話があります。それは、留守番電話機というモノが有った時代のことです。えっと、電話機とは別の機械ね>留守番電話機


なんか回線がおかしいのか、ある特定の番号にかけると、何回かに一回、間違い電話になってしまうのです。しかも、いつも同じ留守番電話。「ハイ!こちらはコンドーコンドーコンドーでございます」ただ今留守をして云々というお決まりのセリフが流れ終わると、「お電話どうもありがとうございました、こちらはコンドーコンドーコンドーでございました!!」という元気な男性の声。ちょっとチリ紙交換屋さんか何かっぽいイントネーションで、いかにも良さそうなお人柄が匂い立つお声なのでした。


題詠マラソン2003に参加して、なんとも知的でキッチュでエキセントリックな斉藤斎藤という歌人さんを知ったとき、うわーーっと、忘れていたあのコンドーコンドーコンドーさんの思い出が甦ったことでした。あれほどユニークな留守電メッセージは珍しかったから、時々、その番号へかけるとき、コンドーコンドーコンドーさんだったらいいなぁって、思ったものでした。


いつも間違い電話しているきょしゃーんです、とは名乗れなかったのですが、いつも間違ってかけてすみません、ある番号にかけるとそちらにかかってしまうことがあるんです、これからもきっと、すみません。とかなんとか、一度だけメッセージを入れたことがあります。


その後、引っ越して、局も電話機も変わって、その番号にかけても、二度とコンドーコンドーコンドーさんへかかることはありませんでした。どんな人だったのかなぁ。電車で見かける知らない人への片想いを30倍に稀釈したような思い出です。