合唱~~ゆんゆん~~合掌

kyopin2006-06-25

このあたりかにゃ


東宝の怪獣映画で謎の宇宙船やキングギドラや電波のSEに、よくオルガンが使われてたようにおもいます。キングギドラが虚空をハタハタ飛んでくるときは、8フィートのみの純音に近いレジストで半音関係の重音が鳴ってたような。


三つの頭のそれぞれもやっぱり半音の関係の、でももう少しレジストが複雑な濁った音色で、ミャ~~~とかビャ~~~とかな音を出してたので、一生懸命、音を思い出しながら再現してみたのは、友だちのエレクトーンでだったか。


でも、今から思うと、オルガンだけではなくて、テルミンだったりして。ああでも、テルミンは重音がでないか。まだムーグ登場以前だったので、オルガンの線が濃厚。


しかし、電波を音に表した東宝はエライ!って思いますけど、それを擬音にした宗左近さんはもっと偉かったのかなぁ。<電波ゆんゆん>の元ネタ(ということにされた)その詩人さんが亡くなったそうです。享年87。わたしの親よりうんと年上だわ。なんて素晴らしい音楽脳だったことでしょう。合掌。


その前に中原中也がいるのかな。ゆあんゆよんゆやゆよん でしたっけか。それが元ネタの元ネタなのかな。協和音は天使の声、不協和音は悪魔の声。日本でも、弓の弦を♪ぼよ~~~んぼよ~~~ん♪と鳴らして魔除け、邪気払いをしたようですけど、沢山の弓を一斉に弾けば、何とも言えない不協和音があたりに漂ったんだろうなぁ。


♪ぼよ~~~んぼよ~~~ん♪は弦が太そうね。もうすこし華奢な弦なら♪ゆあーんゆやーん♪、弦を短くすれば♪ゆんよん♪になりそう。


それにしても福島県立清陵情報高等学校 校歌 『宇宙の奥の宇宙まで』は、ほんとよく出来てるとおもいます。情報高等学校というのもばっちし。(電気通信学園だったらもっとばっちぐー)


1番) 発信 ゆんゆん 発信 ゆんゆん 発信 ゆんゆん 光と光
2番) 受信 よんよん 受信 よんよん 受信 よんよん 緑と緑
3番) 交信 やんやん 交信 やんやん 交信 やんやん 未来と未来

 ゆ o
 よ O
 や ○

って、発音する口の形が、だんだん大きくなってゆくあたりが、若い人の成長や明るい前途の象徴のようで、作曲の三善晃の現代的な和声づけよりもさらに説得力を持っているように感じます。


それにしてもいいなぁ、三善晃だよ、校歌の作曲が。わたしの高校も、中田喜直変拍子で、甘くまろやかでなかなかよかったですけどね。近所の小学校は、先頃亡くなったヤマトの宮川泰さんで、やっぱり少しSFアニメチックな校歌なんですよ、うらやましい。古い小中学校の校歌ってまるで軍歌ですもんねぇ。名古屋だから、山本正之が作った校歌はないのかな。だったらもっかい小学生をやってもいいな。