柔らかい機械もすべて海の底

kyopin2006-11-03

もすらごっこでにっちもさっちも


 見つけたぜ一緒に観よう 
  今日もまたルドガーハウアのB級映画  京


この歌を詠んだのは、もう4年前かしら。短歌って、詠み人の事実だと思われてしまうのが難点ね。そのココロは本当ですけど、実際にあったことばかりじゃないし、自分が主役で話し手とは限らないです。これはだいたいホントのことですけど、男言葉のほうが絵的におもしろいかなぁって。


で、この日記の中でもたびたび触れてきましたが、今日も今日とて、ルドガーのB級映画を二本、借りてきました。きっとすごいぞ、B級度。そして今日もまた、一人で観ますの。つき合ってはくれないらしい。夫はルドガーファンではあるがB級映画ファンではないのです、残念ですが。レヴューは後日、気が向いたら。


で、ついでにCDも借りてきました。サッチモソナタアークティカ。もう一枚が、イルカのジャケットで、知らないアーティストで、クラシックの棚にあって、何も手がかりはないのだけれど、なんとなくヒーリング系なんだろうなぁと思いつつ、もしかしたらイルカの唄かも知れないとおもって手にしました。


聴いてみたら女性コーラスで、聞き覚えがあるちょっとエスニックな発声と、どこの地域かわからない言語。一番似ているのは♪モスラーヤ モスラー ドンガンカサクヤ ヒインドゥムー♪かな。


NHKの番組で有名になったらしいアディエマスという人たちでした。十回となえても今のわたしでは覚えられない予感。かのソフトマシーンの人がプロデュースしてるのだそうです。ほう。歌詞はやっぱり創作言語だそうで、とても心地よい響きです。言葉の意味に言霊が宿るのか、なんの言葉であっても魂を乗せることができるのかの実証のような響き具合がたまりません。


聴くほどにディープブルー。その小説を読みたくなってきます。そして、やっぱりモスラを観たくなってきます。今から思うと、あの嘘っぱち言語は、素晴らしい発想でしたね。


ほかにも、森山加代子の♪じんじろげーやじんじろげ ほーれつらっぱのつーれつ まーじょり まぁじんがらちょーいちょい♪(なんて、すらすら歌えちゃうけど)そんなウソ言語の歌も、60年代でしたっけか。あっぱれ昭和歌謡です、まったく。