手を出してみる
真剣白羽取練習中……しっぱい
コスチュームにほだされてクリックしました。
おー!つか、わー!!
音大生かな。まぁ、男の子だろうけど、なんだか鼻や口元がこじんまりしてそうだから、大柄な女の子かもね。手も大きいけど華奢な感じだし。音色も柔らかいわ。
なんて、弾き手のことが気になって仕様がありません。それにしても面白い。この曲はプロコフィエフが第二次大戦中に書いたので「戦争ソナタ」と呼ばれています。なので迷彩&ヘルメット着用なんでしょう。あまりそういう遊びをするクラシックのピアニストっていませんから、興味が湧きます。こういう人が未来の日本のクラシック界を引っ張ってくれると嬉しいな、、なんて思いながら、何度も再生しました。。
この曲はどうしても、ドウダ!ウマイダロ!スゴイダロ!的な弾き方ばかりを聴かされてきたので、自分にはとても手を出せるものではないなと、うんと昔から諦めていました。でも、このコスプレピアニストの演奏を聴いたら、俄然、弾きたくなって、しかも、もしかしたらヘタなりに弾けるような気がしてきたのです。
なぜかしら。優しい音色で淡々とこなしている感じの、まだ練習途中のような、抑揚の少ない、ありふれた演奏のようなんですけど、何かしら、この魅力は。中の人の魅力?
投稿者のcorocyanで探したら、ありました。
うわー!ムキムキマン! でも確かに、同じ横顔。冷静着実な打鍵も同じです。こっちのがイキイキしてます。やっぱりあの狭そうなスタジオであの服装で弾くより楽だったんでしょうね。
しかし、この筋肉量がモノを言ってるんでしょうか。全然しんどそうじゃないもの。楽々って感じ。初めて見つけた日から3日かかってやっと3ページほど譜読みしたワタシといえば、もうねぇ、肩から背中から二の腕から親指の付け根まで、ひどい筋肉痛でやんす。最後までたどりつけるのかしらん。。
練習の合間に、この人のこと探してみました。なんと、長沼弘修というお名前の日本一のボディビルダでした。
とことん追求して極めるまで頑張る人なんですね。わたしとは全く違うタイプ。この方のブログを読んだら、このひとつの楽章に1年かけたって書いてありました。ショパンのバラードにも一年って。3日3ページで弱音を吐いてるもんなぁ、わたし。いやはや、世の中にはすごい人がいるものです。拝。