黒法師

去年の夏だったか秋だったか、近所のあんかけスパゲティ屋さんの前の歩道で拾った黒法師です。おいオマエ、オレを拾ってけ!って言われたような気がして。謹んで拾い上げました。



その時は名前通り黒く、葉っぱは10枚もなくてほんの10cm足らずの背丈でした。いったいどんなシチュエーションで歩道に落ちていたのか。

多肉ファンはよく交換会をするらしいので、そのスパゲティ屋さんでその集いをして、帰りに盛り上がりながらはしゃいだスキに黒ちゃんが一個、ポロッと落ちて、誰にも気づかれず置き去り…とかなんとか、いろいろ想像を膨らませながら持ち帰りました。

根っ子が付いていたのでそのまま駄温鉢に水はけの良い土を入れ、刺したところ、何事もなかったように葉っぱ一枚枯らすこともなく根付きました。

この冬は、何度も雪が降って、うっかり霜焼けさせてしまったのですが、それでもジャキーンと復活してくれました。でも、紫黒い色は抜けて緑色になっています。明るい日差しを浴びると黒くなるそうなのでこれからが楽しみです。

品種名が黒法師なのかな。昔からそう呼ばれていますけど、微妙に色形が違うのが色々あるようです。その仲間の総称はアエオニウム。アエイウエオアオ?アオエミナ?懐かしいわ、青江三奈…これで覚えられるかしら。

さて、物凄い勢いで成長している黒法師、クルッと裏を見たら、子供がいっぱい付いていました。


さて、どんな姿に育ってくれるのかしら、楽しみです。