知覚の扉

ドアーズのキィボーディスト、レイマンザレクの悲報がもたらされました。

前記事でウイリアムブレイクに話を及ばしましたが、彼の詩の一節、
If the doors of perception were cleansed everything will appear to man it is, infinite.(知覚の扉が清められれば、あらゆるものが無限に見えるようになる。)が引用されたAハクスリーの『知覚の扉』から命名されたThe Doors.

はじめてそのショッキングな音を聴いたのは67年、12歳の時、深夜ラジオからでした。ピアノ少女だった私は、モーツァルトの幻想曲なんかドアーズのまぼろし具合に比べたらただの冗談だなって思ったものでした。

勿論英語は解らないし、どのような顔の人たちがどのような出で立ちで演奏しているのか、私は全く知らずに、ビリビリと痺れていたのでした。

そして、The Endを聴くと死にたくなるので危険だなって思ってた12歳の私がブレイクやハクスレイ(始めて知ったときはこのような表記だったような…)のことを知るのは、それから十年以上も後のことです。

さらに、それからうん十年後、なぜか忘れかけていたブレイクの絵をここに貼り付けていて、、なんとも面白い時のめぐりです。



ウィリアム・ブレイクの『天国と地獄の結婚』についての記録より拝借しました。