にゃこ責任

kyopin2004-04-21

哲学者の顔である。


前述の白犬ヒメコは、ほんの短い娘時代にロックという葬式猫(白黒)と暮らしていました。ロックは元々は友達の猫だったのですが、彼女がカケオチっつうのをしてしまって、我が家で預かることになった三歳くらいのやんちゃ猫でした。
どうやんちゃかというと、女子高生のペットであるにもかかわらず、お洋服を着るのをいやがるのです。水玉のよだれかけも、ピンクのベストもびりびりにしちゃう。ん、もう!だからオトコノコって嫌い。


やんちゃロックは狩りが上手でした。「トッテキタヨー」って、バッタ、蝶々、蛙、蜥蜴、、、わたしは見てないけど、蛇。ギャーーー!!!!だからオトコノコって嫌い。
まだ、うちの子になるまえに、ザリガニを狩りして、食して、中って、後頭部からしっぽの付け根あたりまで、ずるりとハゲちゃったことがありました。もう、、ハゲ猫って、化け猫です。
トルコブルーのサテンでマントを作ってやりましたら、なななんと、嫌がらずにおとなしく着ているではありませんか。試しに脱がすと、「着セテクレヨー」とねだります。やっぱり恥ずかしかったのかな、それとも寒かったのかな。


我が家に貰われてきたのはそれから少し経って、随分毛が生え揃ってからでした。マントを作って着せて貰ったことを忘れてないのか、すぐに落ち着いて住み着きました。しかし、「犬は人につく、猫は家につく」ということか、ヒメコが生んだ子犬の面倒をしばらく見てから姿を消してしまいました。居場所がなくなったとか、いろいろ考えた上での家出だったのではないかと、ふと思い出すと泣けてきます。