大地があくびをした時

kyopin2004-10-25

マスコミが機材を積んで取材に行ける場所に、なぜ、飢えと寒さを癒す補給ができないのだろう。赤ちゃんにあげるミルクを溶かす水がないとか、ほ乳瓶がないとか。毛布一枚とおにぎり一個とか。なんて国だろう。


でも、神戸の時もそうでしたけど、被災者はおおらか。この豊かな国で、まさか飢え死にや凍死させれられはしないだろう、という安心感があるからだと思います。何食か抜くくらい大丈夫って、普通は思いますから。でも、トンネルの中で止まった新幹線の乗客はパニックこそ起こさず冷静だったけど、売店の食物や自販機の飲み物は早い者勝ちで売り切れていたようです。閉鎖された空間で、限りがあるとわかれば心配がつのり、先を争うことになるわけですね。その焦りはとってもわかります。


山間の集落で孤立するほうが危機感がわかないんでしょうね。まさか国や自治体が見逃し、見捨てるなんて思えないもの。早く、早く、もっとたくさん、救助してあげて。暢気に日本シリーズにわーきゃー騒いでいるわたしも言っていいことだと思うのです。