aeは猫語と名古屋弁ださなが

kyopin2005-01-27

先日、入澤康夫作「わが出雲」という詩の朗読にピアノをつけることをして、その幻想の風景の虜になり、その直後、まったく別の場所で「かざきなったが」という出雲弁に出会って、この頃ちょっと出雲モードなのね。そういう時って、ナカマを呼ぶものらしく、なんと偶然、今日、出雲人にリアル出会いをしました!


彼女のひとりっこさんのピアノのおけいこ相談だったんですけどね。お話しをしていたら、出雲のご出身ということで、をー、出雲ードのこの時期に・・と、びっくりしました。だって、名古屋では出会ったことがなかったもんね>出雲人。


彼女曰く、出雲弁は七段活用?だそうです。イとウの間の発音があったり、よその人には難しいんです、って。名古屋も、みゃぁみゃぁの「ゃぁ」は、aとeをくっつけたような発音記号のアレで、猫語にも近いですけど、日本中そこここに、アナウンサのような五十音からは外れた発音が残ってるんだろうなぁって思います。


複母音でしたっけ? 「を」とか「ゐ」とか、なくなっちゃいましたよね。それから、明治生まれくらいの人たちって、ほんとうに「ぐわっこう(学校)」「ははき、はわき、はうき(箒)」とかって発音してましたけど、もう生では聞く機会がなくなってしまいました。方言には少しだけ残ってるみたいですねぇ。


自転車のことを「じでんしゃ」、洗濯機を「せんだっき」と発音するのは、名古屋だけかと思ってましたが、調べてみたら結構、西の方にはあるみたいです。名古屋の昔のおばあちゃん達は、バナナのことを「パナ(pana)」バスのことを「パスpasu」って発音してましたが、それはどうなのかな。歴史的になかった言葉も訛る例です。


今日出会った出雲の人とはこれからおつき合いが始まりそうなので、出雲七段活用を教えて貰おうと密かにねらっています。なんかとっても優しいイントネイションなのね「ださなが」。