柄が悪い

kyopin2005-01-30

にゃぁにが悪いってェ?!


一車線の下り坂に路上駐車し、運転席のドアを開けっ放しにして外から中に手を入れてゴソゴソし、その後外股でズカズカっと車道を歩いていく極彩色だんだんら模様のセーターの女性がいました。しんさんが、すっごい柄だな、と言い、このあたりってガラわるいよね、とわたしが言い、ああ、ガラが悪いというのは柄が悪いという意味なんだな単に、としんさんが言い、そっかそっか、とわたしは頷き、誹謗中傷発言をしたわたしのちょっと痛む心はかなり癒されました。


「ガラが悪い」というと、下品とか無頼とか、うーん、礼節がない?とか、そんな感じの意味になりますが、猫も時々柄の悪いのがいます。でも、ホントに柄が悪いだけなの。そういうコに出会うと、大抵、シッパイ君と名付けます。


歴代の通い猫にもそんなシッパイ君たちがいて、黒い模様が顔の真ん中にあったり、眉間にあったり、間抜けな帽子をかぶってるようだったり、カミサマもいたずらするもんだなぁと思うことでした。シッパイ君たちは、やっぱりその器量の悪さから拾われる確率は下がるだろうし、気の毒なことですが、なんか、とっても逞しく見えることもあります。


逞しく生きたくなったら、極彩色のだんだら模様を着よう。うん。