ガロといえば青林堂

kyopin2005-02-05

ガキのみるもんじゃにゃい


大人になってもまだ漫画を読んでる」と言われたものです。今は別に普通のことですよね。少年何々とか少女何々という漫画雑誌の海で育ってきたわたしたちは大人になっても漫画から離れられませんでした。その昔は漫画は子供のものだったし、大人も読むのは新聞連載の四コマ漫画くらいだったから、理解しがたかったんでしょうね。


漫画家も歳を取り、読者も歳を取り、一緒に大人になっていったから、当然と言えば当然です。エッチな大人向けというのとは違う、少年誌が成長したような「ガロ」は面白かったなぁ。その漫画誌があるのに気がついたのはいつだったかしら。をーー!って思いました。


「赤色エレジー」の林静一は淫靡だった。つげ義春は怖かった、きたなかった。鬼太郎もゲゲゲじゃなくて、もっともっと暗くて怖かった。「墓場の鬼太郎」は少年誌だったっけか?あれも怖かったけど。子供ながらに子供の見るもんじゃないなぁって思いながら、毎月、刊行を待っていたものです。


わたしは小学校に上がるとき、母にお人形やぬいぐるみを取り上げられて、中学に上がるときには漫画の定期購読を禁止された哀れなひとりっこなんですけど、ガロとティーンルック(GS少女誌)は見逃してもらってました。ヘンな親だとおもいますねぇ、、今さらながら。