禁忌ガーデン

kyopin2005-07-22

長毛種は外に出してはいけない


曼陀羅華はたぶんその薬効(言い換えれば毒性)のために、庭に植えてはいけない草木のひとつなんでしょうね。その他にも庭に植えてはいけないと言われていた植物はわたしが知っているだけでも結構あります。


たぶん毒性ゆえの、夾竹桃彼岸花
芋虫や毛虫を呼ぶ、梔子、柑橘類、桜。
蔓が家屋まで抱き込んでくる、藤や葛。
あとは、ゆえなき濡れ衣かな、竹を植えると長男が跡を取らないとか、紫陽花は色変わりするから縁起が悪いとか、卯の花も別名空木(からっぽの木)が不吉とされていました。


無花果もそういえば嫌われるかも。あれは女性の月経や出産に関係することだったと思います。樹液が乳白色だから、赤ちゃんを亡くした母親が、張るお乳を搾り、その根元に施すんですよね、たしか。つまり女性の最大の哀しみの木、果実ということかな。


そういう縁起からか、枇杷とか柿とか、薬効の高い葉をもつ木も、庭には植えるなっていわれてました。家に病気を呼ぶということです。百合も、病人のうめき声を聞きたがるからダメって。百合はあの芳香成分が阿片と似てるからだと思いますが、枇杷や柿は茂りすぎると陰を大きく作って、庭を真っ暗にしてしまうからとか、そういう意味合いもあるんでしょう。あとは、ビンボウになると言わる草木もあります。恐ろしうございます。


長毛種の猫は、あれは突然変異で、すぐに縺れてごてごてになってしまい、毛繕いが自力ではできなくなり、ストレス死してしまう畏れがあるので、外に出してはいけないのだそうです。庭までが限界。みぃみぃも白毛だけが長毛です。だからベランダにも出ないのかな……。