怪傑ゾロの蒼い薔薇

kyopin2005-08-11

寝てばかりいては何も見つけられない


asahi.comサイエンスより

ヤグルマギクの「青」解明 赤い色素が金属元素と結合

2005年08月11日

 ヤグルマギクは、赤いバラと同じ色素をもっているのに、花の色が青いのはなぜ?――約90年越しで探究が続いていたなぞを、武田幸作・東京学芸大名誉教授らが解明。11日付の英科学誌ネイチャーで発表した。

 アジサイやパンジーツユクサなど青い花の大半は、デルフィニジン型のアントシアニンという色素をもつが、ヤグルマギクはバラと同じシアニジン型アントシアニンという赤い色素で青色を出している。

 1910年代にこの色素を発見したドイツの化学者は「細胞がアルカリ性だと青くなる」と説明。だが、日本の植物生理学者、故柴田桂太博士は「金属元素とくっつくと青くなる」と提唱。その後の研究で、ヤグルマギクの青のもとは、シアニジン型アントシアニンに金属や別の色素などが付いた複雑な「集合体」とわかってきた。

 武田さんは柴田博士の孫弟子にあたる。ヤグルマギクと同じ色を出す集合体の結晶を人工的に作り、X線で分析。色素や金属の立体的な位置関係まで突き止めた。「先生たちが長年取り組んできたなぞを証明できた。完全な決着をつけられたと思う」と話している。

おお!学者って凄いですね。そんなことどうでもいいやん、みたいなことを突きつめる根気。ああ、でも、どうでもよくないかも。だって、これで怪傑ゾロさんの難問題が解決するかもだからです。だって、それで蒼い薔薇が作れませんか?作れそうじゃないですか?ゾロさんの蒼薔薇を探す旅の終着近しなのではないでしょうか。執着。。


今ある青いバラは、見ようによっては青いという程度なんですよねぇ。薄紫くらいかな。前にハイブリッド系の青みがかったピンクの薔薇の苗をお友だちにプレゼントしたことがあるんですけど、あれはとってもメタリックな光沢がありまして、神秘的でした。でも、ずいぶん弱っちかったらしくて、薔薇職人見習いみたいなその友人には、うまく育てられなかったようでした。もう一度見たいのですが、品種名を忘れてしまいました。残念。