崩れる家

kyopin2005-12-04

耐震強度は大丈夫?


うちは大丈夫なのかなぁ。低層だから大丈夫かな、横長だし。。三階建ての鉄筋長屋です。都市の庶民の多くは、ついこないだまで長屋に住んでいたんですよね。核家族化が進んで、2DKの公団住宅が出来て、土間で冷える脚でお料理をしていたお母さん達はダイニングキッチンに憧れて。子供達に個室が与えられるようになったのは3DKくらいのお家を持てるようになった頃で、お父さんたちが小さいながらも書斎や趣味の部屋を持てるようになるには、それからまだまだ時間が必要でした。


広いお家が欲しくて、お母さんは仕事に出るようになって、子供は鍵っ子ってよばれて、躾が甘くなった代わりにお稽古事や受験戦争でよれよれ。ふと気がつけば、娘も息子もちっとも自立できてないマザコン。そして子を産めばアダルトチルドレンマザー。そしてその子はニート君。


60年代?、一億総白痴化計画ってありませんでしたっけ?ワタシは違うわって思っているおめでたさごと、まんまとその計画にハマっちゃったのでしょうか。誰が仕組んで誰が勝ち組なんだろうか。同じ頃、「貧乏人は麦を食え」と池田勇人が言ってましたねぇ。


別に、欠陥住宅を買ったわけでもなく、崩れそうな家で心細く暮らしている人々も、まだまだ決して少なくはない豊かで貧しい国、日本であります。