猫撫で声

kyopin2005-12-23

入ってにゃぁがや


しんさんに知り合ったのは、もうそろそろ12年くらい前になりますが、「うちには20万円の猫がいる」って言うんですよね。ほー!!どんなに大型でふわふわのゴージャスさんだろうとワクワクしましたが、ありゃ?ただの白茶(上の写真と同じ)じゃん・・確かに大型だけど、ま、顔と声が可愛いからいいけど、、20万円ってナニヨ、、、って思いました。


尿道結石やらで手術と入院代にそれだけかかった猫でした。しんさんはその頃、まだ月賦を払っているようでした。ビンボウなのに猫を見殺しにはできない人っていいかもなぁ・・と思ったような気がしますが、これから書くのはしんさんのことではありません。


で、その白茶のポーちゃんはほんとに良い声でしたが、男所帯のせいか、甘え上手ではなかったです。わりと素っ気なくて、膝にものってこないし、ぐわんのおねだりもしないし、ゴロゴロ音も出さないし、勿論さわれられることも欲さない、つまんない子でした。


一日中、家にいるわたしと暮らすようになって、だんだんに猫らしくなってきて、その甘い声でわたしを翻弄する(アゴで使うとも言う)ようになるにはそんなに時間はかかりませんでしたけど。なにしろ愛らしい声でした。決して無視できない音声です。


それが、軽い風邪をひいた後、ひしゃげちゃったんですよねぇ、、ヘンな声。すっかり快復することはなく、いまでもちょっとコワレタ声です。しかも20才、祝!猫又化目前ですので、口数が多くてねぇ。。


昨日の夜は猫缶が切れちゃって、ご空腹でいらしたんですけどね、、と言ってもカリカリはあるし、夕方の分はちゃんとあったんです。夜、豪雪の中、買いに行きましたよ。夜ぐわんはしんさんがやることが多いので、しんさんの足元にまつわりついて「ワン!ワン!」と猫撫で声を発していました。あ、「ワン!ワン!」っていうのは、わたしは本当は犬が好きだから、ぐわん欲しい時は「ワン!」ってお言いなさいと躾たので、ほぼ完璧に発音するのであります。


わたしが、そこまでお腹空いてないと思うな、夕方も食べたじゃんと言ったら、猫撫で声がサっと嗄れ声に代わって「(゚Д゚ )ハァ?」ですって。どうもねぇ、、12年も一緒に暮らしているのに、わたしの地位は上がりません。どこかなんか見下されているように思えてなりません。他の2匹はそんなことないのになぁ。


にしても、元気です。去年のクリスマスには、高いところから飛び降りたりすると、背骨が折れる(つまり、昇天)かも知れないってお医者さまに言われたのに。