ジェイソンの日に思う

kyopin2006-01-13

ふ、、ふりむけにゃい


13日の金曜日の午前2時に合わせ鏡をすると、一番奥(あるのか?)から尻尾の先が矢印になってる黒い小さな悪魔が出てくるといういう話をご存じですか?口裂け女レヴェルのウワサ話。ちょっと怖くて、やりたいけどやれなかったの。でも捕まえてペットにしたい欲求は消えていません。ヌルっとしてるのかな。


13日の金曜日はクリスチャンはなにか特別なことをするのかしら。ただ何となくいやだなぁ、忌日だなぁと思うだけなのかしら。わたしは今、ルネサンス以前、中世のミサ曲を聴いています。中世やルネサンスの音楽は宗教曲より世俗音楽の方が好きですけど、宗教音楽にもしこたま世俗音楽が入り込んでいたそうです。


当時の楽譜がいい加減なので、ちゃんと再現されているかどうか、今となっては解らないんですけど、ほんとはもっと情熱的だったりするんじゃないかなって、宗教音楽を聴くたびに思います。特にイタリアとかスペインあたりのは、これほどストイックではあるまいに・・なんてね。


13日の金曜日だからキリスト教音楽を聴いているのではなくて、一昨日だったか、TVで千々岩という人を見たからです、ぢつわ。千々石さんといえばミゲルさんですよねぇ。伊東マンショさんとかと一緒に天正遣欧少年使節として、ローマ教皇に日本人として始めて拝謁した少年のひとり。


イタリアのルネサンス時代に彼らは何を見て何を聴いてきたのでしょう。帰ってきたとき、秀吉の御前で演奏したそうです。秀吉はご機嫌で何度もアンコールしたとか。でもその後、禁令、弾圧と、受難の歴史が始まるわけですね。


四人の天正遣欧少年使節のうち、千々石ミゲルさんだけは棄教して行方知れず。本当に子供の頃から信じていて、深く勉強もして、8年もの間、留学して学んだことを棄てられたのかしら。


ザビエルがすでにいろいろ持ち込んではいたのですが、神学校の少年達は奏法や唱法も会得し、印刷機で楽譜が印刷もされ、見よう見まねで竹製のパイプオルガンも創られ、安土桃山時代ルネサンス音楽は随分流行って歌われ演奏されたといいます。


鎖国さえなかったら、日本の音楽事情はゴロっと違うものになっていたんでしょうね。ああ、国ごと亡くなっている歴史の枝先も見えないではありませんが。