タプカーラの彼方へ

kyopin2006-02-09

伊福部昭が亡くなってしまわれました。享年91。シングルエイジの頃から好きでしたから、ジュリーよりも長いおつき合い、最初の憧れの音楽家でした。戦後いちばん遅れている作曲家と呼ばれたそうです。当時のクラシック界の花形の12音主義に染まれなくて、晩年のリストや、ラヴェルラフマニノフのような、ひとつ前の時代の音を大切にする人でした。


80年代の復活ゴジラの時、もう自分は古いから若い人たちでおやりなさいよと仰ったそうです。でもやっぱりわたしは、ゴジラは伊福部でなくてはならないファンのひとりでした。合掌。


珍しい氏姓ですね、伊福部って。北海道の方ですから東北あたりのお名前かと思ってましたが、鳥取だそうです。因幡に、伊福吉部徳足比売(いふくべのとこたりひめ)の古墳があり、その67代目なのだそうです。万葉の人だったんだ。


って、天皇家だけではなく、日本人の多くは万葉まで繋がるんでしょうね。うちの母方も遡れば傍流のそのまた傍流ながら飛永明神=少彦名&大国主(大黒さま)に繋がるのかもかも。うはは、記紀ですよ、すごいや。この頃流行の女系ですけどね。大曲解してでも信じちゃおう。


あら?因幡の白兎は大黒さまのお話でしたっけ?じゃぁ、伊福部さんとも親戚だ。あらら?ジュリーも母方が鳥取なので鳥取県出身ってなってることが多いでしたねぇ。よしよし(なにが?って言わないの!


 寂しさは日本組曲、狂詩曲、核の子ゴジラ 民族の血よ