♪オッカの上オニゲシのハッナがぁ♪
ネコノハナ(モフモフ)
昨日の朝、うちのアパートの敷地内で深紅のポピーというか、ケシが咲いているのを見つけました。身の丈1メートル近くて、花の直系は10センチくらいもあって、花茎には毛も生えていて、禍々しいほどのクリムゾンレッドです。
二十年くらい前に、わたしがこっそり蒔いたワイルドフラワーミックスに入っていたのは、薄いオレンジ色のアイスランドポピーでしたが、まさかそれが今ごろになって様変わりしたとは考えにくいですよね、ね。
「見つけたら大人に言いましょう」っていう、植えてはいけない綺麗なお花の絵のポスターを、昔、小中学校の廊下の掲示板で見かけたことがあります。あれでしょうか、もしかして。
毛が立っているのがオニゲシで観賞用、毛が寝ているのがハカマオニゲシで阿片やモルヒネが取れる「悪いけし」の仲間だそうです。見た目は、まんまコレです。
どうしても気になるので、今日、そのハカマを観察しようと、もう一度見に行きましたら、見事に根こそぎ抜かれて、穴っぽこを残して、影も形もなくなっていました。やっぱりソレだったのかしら。いやはや。
しかし、調べさせていただいたサイトさんには申しわけないですけど、「悪いけし」とはあんまりな言いよう。別に「悪く」はないでしょう。一般人が栽培してはいけないというキマリをヒトが作っただけで、ハカマオニケシさんたちはあずかり知らぬことですし、なくてはならない大事なお薬であるモルヒネを作ってくれる恩もあるのに。
ああ、それにしてもなぜに。風に乗ってやってきたのか、虫や鳥が運んできたのか。ぎょっとする風格のお花でした。