火を噴くエアコン

kyopin2007-06-27

赤頭巾ちゃん気をつけて


20年くらいお世話になったエアコンがとうとう調子悪くなってしまい、先頃亡くなってしまった義父の家のエアコンと取り替えました。生前、エアコンを指差して自慢していたのです。曰く、「1年間つけっぱなしでも一万円しかかからない、10年間は掃除しなくてもいい、マイナスイオンが出て健康に良いすっごいエアコン」


電化製品が大好きな人だったので、新しく買ったばかりなのかと思ってました。お義父さんが自慢してたのはほんとかな?悪いけど眉に唾して聞いていたんですが。しかし取説が見つかりません。


で、検索しましたところ、ありゃりゃー、火を噴く(かも知れない)エアコンでした。http://www.toshiba-carrier.co.jp/company/oshirase/aircon.htm
この画像のやつ、大当たり。。


義父は病や年齢のせいもあって、東芝の新機種「大清快」というエアコンのCMを観て、自分が購入した「大清快」と混同してしまったのかしら。ついこないだ買ったようなことを言ってましたが、マイナスイオン搭載のは8年も前のものでした。


義父がその無償の修理点検を受けていたのかどうかも今となっては解りませんから、さっそくそのページから問い合わせフォームを開き、送信したのが先々週の金曜(15日)の夜でした。


「平日、土・日・祝日ともに24時間うけたまわります。」とあるので、翌朝にでもメールが届くかなと思いきや、月曜になっても返事がありません。プンプン怒って2通目を出しましたところ、火曜の午後に留守電が入ってました。夜にこちらからフリーダイヤルしても、そのかけてきた係りの人Mさんは、きっともう退社してるでしょうから、別の(たぶんアルバイト)と話してもややこしくなると思って、またメールしました。


それでやっと返信が届いたのが木曜日で、「以前メールでもご連絡したかもしれませんが、」なんて文面がある。いえいえ、知りません。たしかに迷惑メールが山のように届くので、見過ごしてしまった可能性がゼロとは言いませんが、メールにはメールで返事が来るだろうと、目を皿のようにして探していましたことよ。ま、水掛け論になってしまうのでそれはいいとして。


「平日、土・日・祝日ともに24時間うけたまわります。」というのは、ただ「受ける」という意味なんですね。応対するわけじゃない(笑) なるほど、物は言い様です。


苦節2週間。なんとか明日28日に修理と点検の時間を約束できたました。ほっとしたらふと、義父の言っていたマイナスイオンが気になったので、日時の決定の返信のついでに、それについて質問をしてみました。

この件とは関係ありませんが、マイナスイオンのことが気になっています。
大丈夫なのでしょうか?オゾンが発生したりはしませんか?


東芝さんのおっしゃるマイナスイオンって何だったのでしょうか。今でも東芝さんはマイナスイオン製品を作っていらっしゃるのでしょうか。


健康に良いとされる流行ものに、さほど関心はありませんが、電話でお話しした事情で、たまたまマイナスイオンの出るこの機種に出くわしましたので、少し気になります。よろしくお願いします。

で、すぐ翌日(今日27日)お答えをいただきました。

弊社エアコン大清快はオゾンを発生させないコロナ放電方式のマイナスイオン発生器を搭載しております。
針状電極でコロナ放電させるには4kV以上の電圧が必要です。通常放電部では空気中の酸素02がイオン化されて酸素イオン02−になりますが同時に活性酸素0も発生し、これが酸素02と反応してオゾンO3が生成されます。
オゾンを発生させずにマイナスイオンを発生させるには、電子より放出されるエネルギーを小さくし、電子が空気中の酸素分子に衝突する力を小さくして電離現象が適度に起きるくらいの力にする必要があります。そのため大清快ではマイナスイオン発生器への供給電圧に工夫をして電子の持つエネルギーを小さくしてマイナスイオンのみを発生させています。
その結果、エアコンからマイナス電荷を帯びた酸素分子・水分子(マイナスイオン)が居室内に送りこまれる事になります。


一般的にマイナスイオンにはリラックス・リフレッシュ効果があり、弊社も大学機関の実証データを基にエアコンに搭載しておりました。現在の大清快は、換気や自動掃除など他の新しいユーザーメリットを搭載しており、マイナスイオン発生器は搭載しておりません。

という回答でした。


うーん。オゾンが出ていないと言うのはひと安心ですが、マイナスイオンとはなんぞや。よく解らないです。

その結果、エアコンからマイナス電荷を帯びた酸素分子・水分子(マイナスイオン)が居室内に送りこまれる事になります。


この、「マイナス電荷を帯びた酸素分子」は、遠い昔、化学の授業で習ったで陰イオンだか負のイオンだかと思いますが、それが商業用語?のマイナスイオンの正体ではなく、「水分子」がマイナスイオンのようにも読みとれます。まさか違いますよね。陰イオンと結合した水分子がマイナスイオンということなのでしょうか。


マイナスイオン製品を製造販売している各社の説明を読みますと、高校の化学を眠気まなこで受けていたバチか、みな言っていることが違うようで、煙に巻かれる思いがします。


とにかく、そんなにイイモノなのに今は製造していないという。そんなにイイモノなら搭載し続ければいいのにって、素人は考えますけど、消費者のニーズが変わったから戦略を変えたということのようです。


牛肉コロッケ、国産鶏肉、と表示されていれば、そうなのだろうと信じて食べてしまう失敗を、どうやって回避すればよいのか考えざるをえない昨今です。消費者に開かれた会社の窓口の対応で、なんとなくその会社の体質を思い計るくらいしか私のような一般の消費者には術がありません。


「喜んで買う消費者も悪い」とは、お肉屋のニヤニヤ社長の名言ですね。わたしもいろいろ騙されて買わされてるんだろうなぁ。マイナスイオンが我が家にやって来たのは初めてのことでしたが。


猫餌は大丈夫だろうか、外国では中国産のペットフードで犬猫が死んでいましたが。できるだけ大丈夫そうな猫餌を選ぶにはどうしたらよいのか。よーし、今日から味噌汁&おかかごはんね!…と言ったら、文句にゃがにゃがでしょうし、それさえ安全の保証はないのかも知れません。