ハチのムサシは死んだのさ

蜂猫

昨日、アシナガバチに刺されました。ベランダに出たときに服の袖につけて連れて来ちゃったらしいです。そういえば数日前から植木鉢の縁にヨレヨレになった蜂がいたんです。

何年か前にベランダに蜂の巣を造られたことがあったくらいで、このあたりは蜂が多いのです。いつもならホースでジャーっとお水をかけて追っ払うのですが、瀕死の様子だったのでそのままにしておいたのでした。

それをすっかり忘れていて……、腕の関節付近にチカーッっとした痛みが走り、一瞬、筋肉の形がわかるような熱さを覚えました。でも、なんなのか解らなくて、ガラスか何かが刺さったのかと思い、うろたえました。

なんか痛いよぉ…くらいで、激痛ではありません。ただ、刺されたところの周りがとっても硬くて、そこのひとかたまりの筋肉もやや硬くなってました。

ふと机をみたら、マウスのしっぽに黒と黄色が蠢いていて。ああ、こいつにヤラレたのだと。死刑に処しましたが、蜂って刺したら死ぬんでしたっけか。

瀕死の蜂だったのでか、後の痛みもたいしたことなく、痒みがあるくらいなので、ムシイチ（ムヒみたいな薬）を塗って放っておいたのですけど、今日、酷い痒みで目が覚めました。刺されたところは赤いホクロみたいになっていて、周りはほんのりピンク色です。大丈夫ですよね、わたし死にませんよね。

子どもの頃にミツバチにむちゃをして刺されたことがありましたが、あの痛さの十分の一くらいでした。以前にスズメバチに刺されたことがある人がもう一回刺されるとショック死するんですよね。アシナガバチでもそれはあるそうで、もうわたしは蜂に刺されてはならないカラダになったということでしょうか。

あの筋肉が固まるような感じが全身、または心臓に起こるのかしら。

鉢猫