魚の目

kyopin2008-06-01

んぐー


いえ、変なデキモノを造ったわけではありません。何週間か前、しんさんが妹との思い出話をしてくれましたの。「おにーちゃーん、目玉焼きちょーだーい」って、お魚の目玉を取り出して食べる妹の話です。気の弱いおにーちゃんは、ひ~~~~って思ってたそうですが、わたしも子どもの頃はよく食べてました。とぅるんとしてて美味しいの。女の子って残酷なのかしらん。


大人になってからは怖くて食べていません。なのに、その思い出話を聞いたその日から、わたしは魚の目やその周りのお肉を食べたくて食べたくて堪らなくなってしまったのです。


自分で大きな魚の兜を煮るのはちょっぴり怖いし面倒なので、ちょっとせれぶなスーパーマーケットのお総菜屋さんで買ってきて食しました。鰤とか鯛とか。んまいー!


何十年ぶりか、、。これが、今から思えば恐怖の幕開け、凶兆であったのです。躰からのお知らせだったのです。その数日後から右肩に激痛が。


   猫の手が触れても痛い五十肩  京


三日三晩は痛くて眠れませんでした。その前後5日ずつはずっと疼痛が続き、腕が上がりませんでした。冷やそうが温めようが、肩の痛みは背中や首、肘から手首を伝って手の甲まで押しよせて、とうとう躰に対して5度も動かせなくなってしまって。無理をするとギャー!!!という激痛。指先の、ほんの5グラムくらいの力で触っても痛いのです。


風が通るだけで痛むという痛風とはこのような痛みなのでしょうか。腕をぶらんと落としているその重みが痛い。仰向けに寝る時にさえ、肩にかかる重力が痛い。何をやっても傷みは和らがなくて、泣きそうだった夜中、難病で苦しむ人たちが妙な宗教や、ぁゃιぃ代替医療にひっかかる気持ちを実感しました。もう、どうもこうもなくて、癒し系と呼ばれる音楽をかけましたとも。


激痛クレシェンド4日めの晩、もうこうなったら、ビンゲンのヒルデガルドしかいないって。なんか、効いたかも知れないです。。、CDの途中で寝てましたもん。


コンドロイチンが効いたのか、お医者で貰ったモーラステープが効いたのか、ヒルデガルドの聖呪歌が効いたのか、痛む時期がただ過ぎ去っただけなのか、嘘のように傷みは消え、日を追うごとに腕の可動閾も少しずつ拡がり始め、、今は九割方回復しました。


という、ほとほと情けない誕生日前の数週間でしたが、元気です。


  
  カタオモイ