流された人を思って流された人の建てたる天満宮

今日は、名古屋大学のモルモットの日。少し雨が降ってたけどサボらずに行ってきました。いつも行きは地下鉄、帰りは徒歩です。今日は天満緑道を歩いてみました、2年ぶり、二度目です。


おじいさんが芝刈り途中?
桜も藤も終わり、緑が雨に濡れて綺麗でした。紫陽花や泰山木がスタンバイOK!で、梅雨が来るのが楽しみです。花はわずかに花水木くらいで、近所の人が勝手に植えたっぽい極大のクレマチス(てっせん)が見事でした。



私は小1から小4までこの近くの上野小学校に通いました。60年代のことです。その頃の匂いのする建物が残ってました。古い造りの本屋さん。小学館の看板が懐かしいです。こういう、ガラガラっていうガラスの引き戸の貸本屋さんとか文房具屋さん、あったなぁ。



左は喫茶店か洋食屋さんかスナックか? 右は市場かしら。どちらももう閉店してから随分経ってそう。二十世紀少年の世界ですねぇ。


天満とは、上野天満宮のことです。平安時代、失敗をしでかしたとして流されてきた安倍晴明が、同じ境遇の菅原道真を思い、祀ったのだそうです。その頃の上野は蝮ヶ原だったそうで、それはそれは寂しい辺鄙な地だったのでしょうね。晴明は泣いて暮らしたのかしら。


天神様には牛が付き物です。ここにもやっぱり、いっぱい居ます。撫で牛って言うんですね。なでなで。



学問の神様だから絵馬がいっぱい。目出度く合格した人のお礼参り用の封筒が常設してあって、ちょいと笑いました。これを現金なものですねぇ!というんですね。

こちらは御みくじの入れ物かなにかか、もしかしたら御みくじそのものかも。可愛らしい菅公だこと。

近くには清明山(字はこれで合っています)という地名もあり、晴明神社もありますので、また後ほど。


さて、えっちら歩いて帰ってきた、今住む我が町。あまり歩かない細道が、なんじゃもんじゃ並木になっていてびっくり。こうして街の風景は少しずつ変わって行くのですね。(まぁ、花が咲く時期に歩かなかったので気がつかなかったわけですが。)


それにしても、この頃あちこちに、なんじゃもんじゃが勢力を拡げています。こんなにそこら中で見られるようになったらもう、なんじゃもんじゃじゃないですね、普通にヒトツバタゴの木。

以前に、なんじゃもんじゃの歌も詠んだはずですが、忘れちゃったなぁ。。「なんじゃもんじゃと白魔女が舞う」が下句だったかしら、上句が思い出せないです。