まだだめよ泰山木の木登りは一年生になってからです


知らない人のお家の泰山木。大木すぎて花が写りません。青い屋根に似合います。こんなお家に住みたいなぁ。

長崎に住んでいた幼児期、これくらいの泰山木の大木が何体(この数え方が似合う)も並ぶ空き地(お屋敷の跡地?)で遊んでいました。ちょうど今頃の季節かな。大きな花が散り落ちてきて、まだ茶色くなってない花びらも降ってきて、クリーム色の大きな花びらは、なんとも言えないふくよかさで、触感がこの上無くて。花芯もいっぱい落ちていて、蜜がねっとり着いていて、その強烈な芳香に虫も子供も酔っ払っちゃうのです。

太く低い声で「そろそろ帰れよぉ、日が暮れるぞぉ、雨も降るぞぉ」って、絶対、言った。あの時、左から三番目の泰山木が、言った。

お庭に植える樹を一本だけ選びなさいって言われたら、間違いなく泰山木です。とうとう、そんなお庭の家には住めなかったけど。

花をうまく写せたら、後に追記しましょうっと。