紫陽花の地球儀ひとつ下さいな

雨に打たれ、蝸牛の這う紫陽花はそれはもう素敵だけれど、こうして窓辺で少し陽に透かして視る紫陽花も好きです。これは普通っぽい種類。まだあまり品種改良されてなさそうな、萼が花に変わって間もないみたいな、小ぶりで不揃いな素朴な紫陽花。


「額紫陽花派」という言葉で詠ったのは水須ゆき子@ぽっぽさんだったかしら。うきうきするような歌だったけれど忘れてしまいました。あれはもう10年も前かしら。なんということ、うかうかしてる間にそんなに時間が経ってしまいました。あちらこちらの人々に不義理をはたらいてばかり。いただいた額紫陽花も少し元気がないです。

一番手前のは、花びら(に見えるところが)カールしていて、変わっています。4枚の花びらの大きさがが不揃いだったり、5枚だったり3枚だったり、うまくカールしてなかったり、原種の名残の小さな星型の花が居たり。

花房の付いてない枝が混じっていたので挿し木してみました。根が付くといいな。

元気のなかった額紫陽花をキッチンの流しで水切りしたら、細かい糸のような、しべが散って、排水口の白いネットに捕まって綺麗。捨てるのがもったいないので、明日の朝までそのままにしておこうっと。