新年早々アリス発動?

松も取れないうちから、名古屋大学脳梗塞関係の研究のモルモットになっていました。今回も脳のMRIと、血管の柔軟性の測定です。他に痴呆の検査とか、血液検査とか、体力測定とか。

血管の測定は、両手両足に血圧を測る時のカフを巻かれて5分間圧迫した後、解き放った時に血流がどれほどの速度で流れるかを計2回、超音波で観るというものです(たぶん…

で、その5分間の圧迫中、白い画用紙に黄色のクレヨンで描かれたような蜂の巣模様が視界いっぱいに、平面的に現れました。そのことを研究者に伝えたら、そのような事例は初めてだということでした。

どんな様子なのかを説明しているうちにそれは消えていきましたが、2回目に加圧が入るとすぐにまた現れました。

今度は六角形の蜂の巣が、四角(ダイヤ)の網目になり、網目はだんだん色々な大きさになって、そのうちに角が取れて大中小の円い形になり、網目ではなく草間彌生のドットみたいになり、泡のように薄れ消えて行きました。


目を瞑っても観えているのかを確かめるのを忘れました。部屋の天井も壁も床も真っ白(怖!)なので、その全てに観えていましたが、機械類など明度彩度の低い物のところには観えませんでした。

血圧には影響はなさそうでした(125/65くらいだったかな)。脈が時々跳んでいるようでしたが、検査結果はまだ聞かされていません。

不思議の国のアリス症候群閃輝暗点(偏頭痛)の人たちに稀に見られるチェックの世界に似ています。私もその両方を持ってますが、これは初めてでした。アリスにはチェックがつきものだし、直感的にその仲間かなと思いました。

ググると、癲癇や統合失調、老人性痴呆やドラッグや茸による幻覚にあるようです。

オリバー・サックス: 幻覚が解き明かす人間のマインド

youtube

最後のほうで、オリバーサックス自身にも幾何学模様の幻視があると言ってます。そして、幻視があることを人に言いたがらない人が多いことを憂慮してます。

私もずっとそうでした、言えませんよ。閃輝暗点でもかなり気味悪がられるのに、不思議の国のアリス症候群だなんて恥ずかしくって。医師でもご存じない方が多いですし。

しかし、幻視や幻聴はそれほど特別なことではないことを知ってもらうためにも、また、それらが想像や発想や人々の共感の元になってそうでワクワクなことも、発言していこうと思ってます。

閃輝暗点や今回の黄色い網目のビジョンを思い出したり、そのことについてこうして考察していると頭の中や視界がグラグラします。耳鳴りや頭鳴りもあまり聞き耳を立てると良くないといいますから、そういうことなのでしょうか。

画像も貼りたいんですけど、もう限界です。(1/22追記:少し貼ったり、リンクを増やしたりしました)今年はもっとこのことについて考え&書きたいと思っています。


モザイク猫といちにゃんの日記より拝借