GARO BOX

kyopin2006-12-01

黒いパッケージがGAROらしいねぇ


やっと出ました。紙ジャケが嬉しいです。71年の暮れに出会ったGARO。その洗練されたコーラスとギターのテクニック、貧乏くさい日本のフォークから一線を画した音世界、そして美しすぎる容姿。それはそれは衝撃でした。


『学生街の喫茶店』が大ヒットして、GAROはアイドルになってしまって、もう、その姿を見るのがいやんになっちゃって、離れてしまうまでの丸一年、追いかけまくったことでした。だから、アイドル時代の映像をほとんど知りません。


ありがちですよね、人気が出る前までのファンが、売れた途端に淋しくなっちゃう現象。でも、わたしはそんなことは知らなくて、ずっと長~く、屈折したままなのでした。聴けない曲がたくさんあったり、GAROが好きだったのって、誰にもいえなかったり。ばかみたいね。


TVの歌謡番組から流れてくるGAROには、大事なGARO成分というかGARO素というか、そういうものが抜けてしまっているように思えたんですよね。もう、観るのがいやでいやで。とうとう解散コンサートにも足を運ばなくて。


29日のお昼に届いたBOXを、まず一日は黙って眺め、二日目はブックレットを読み、やっと先ほどDVDを観ました。いやはや、勇気が要りました。ちょっとイタイし。でも、あのGARO素がしっかり宿っている。アイドル時代にファンになった人たちも、きっと同じGARO素を感じていたんだよね。


今となってはもう、なにもかもすべてが懐かしい……未発表曲など、順々にゆっくり味わいます。



追記
一枚、載せちゃえ。

72年、早春。かまやつさんと「四葉のクローバー」

その前か後のCCR名古屋公演の前座でも、三人はこの服装でした。マークさんが、爆発七三分けアタマなのも同じです。CCRを喰っちゃうほどの迫力で、わたしが観た初期GAROの中でも一二を争う感動の大きさでした。どうだ、うらやましかろう、
うはははは~(と、誰にともなく)